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2016/08/10 第47回 "血管ネットワークのつくりかた:器官発生や組織再生がきちんとできるように" (向山洋介)

2016/07/30 5:46 に Administrator JSSB が投稿

毎年恒例、8月のJSSB夏のセミナーと懇親会の日程が確定致しましたのでお知らせです。
今回は、NIHの向山洋介先生をお招きして、血管ネットワーク形成について伺えることになりました。血管の形成は、よく考えられているよりもはるかにダイナミックで、他の組織との相互作用を介して非常に重要な役割を果たしているようです。是非ともご参加ください。また、年に一度の懇親会も併せて開催致します。普段話す機会の少ない日本人研究者同士の数少ない交流のチャンスですので、皆さまお誘い合わせの上お越し下さい!!

日時は8月10日水曜日です。
普段よりも早めの17:00からセミナーを開始いたしますので、時間には気をつけて下さい!!

 
Branching Morphogenesis and Patterning of Vascular System
血管ネットワークのつくりかた:器官発生や組織再生がきちんとできるように
 
向山 洋介 先生
Yoh-suke Mukouyama, Ph.D.
Senior Investigator
NHLBI/NIH
 
要旨
心臓や血管網は、臓器の機能や生命の維持に必須であることは疑う余地はありません。しかし、血管が酸素を含む新鮮な血液を心臓から各組織に運び老廃物を含む血液を心臓に戻すただの「ホース(管)」であるという概念 は、最近の血管生物学研究により塗り替えられました。血管発生は、出芽した血管内皮細胞が無血管組織へとガイダンスされて未成熟な「蜂の巣様の血管網」をまずつくり、さらに血流と組織特異的なシグナルによる血管リモデリングにより太い動静脈から毛細血管まで「階層的な血管網」ができあがる、ダイナミックなプロセスです。われわれの研究は、臓器の形態や機能に応じた臓器特異的な血管網ができあがる際に、神経束分岐パターンや神経系ガイダンスシグナルが血管網分岐パターンの決定に主導的な役割を果たすことを明らかにしました。例えば、マウス胎仔皮膚では感覚神経束に沿って動脈—静脈の順序で伴走する分岐パターンができあがり、さらに交感神経が動脈に沿って伸長する。このようなプロセスを経て構築された血管網は、積極的に組織幹細胞を維持することも報告されています。例えば、マウス成体脳の神経幹細胞は毛細血管に近接しており、血管内皮細胞が成体脳の神経幹細胞ニッチとして働いている。今回のセミナーでは、複雑な血管発生ダイナミクスと多様化する血管の機能を明らかにすべく、組織の形態を維持した3Dホールマウント・イメージング、遺伝子改変マウス、初代培養などの技術を駆使したわれわれの研究を紹介します。
 
17:00−18:00 講演
18:15−19:15 懇親会

会場:Rangos 490
スポンサー: SNBL様、OLYMPUS様

会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は590 Rangosと書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。
6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。
 
*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先

443-287-7668 (井上 office)
443-761-1342(田渕 cell)
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