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2016/05/05 第45回 "ブタの実験動物としての有用性と可能性" (花園豊)

2016/04/29 12:08 に Administrator JSSB が投稿   [ 2016/04/29 15:41 に更新しました ]
第45回JSSBセミナー開催のお知らせです。

ブタの実験動物としての有用性と可能性

自治医科大学先端医療技術開発センター センター長・教授 花園 豊 先生

要旨:
 ブタはイノシシを家畜化したものである。ブタは偶数の蹄を持ち(偶蹄目)、ウシ、ヒツジ、ヤギ、シカの仲間である。最近、クジラも(蹄を持たないが)偶蹄目であることが分かりブタの仲間となった。ブタは食肉が主な用途の産業動物だが、宗教上の理由から世界人口の約4分の1はブタを食べることができない。ブタは皮を使うことがあっても、乳を搾る目的には使わない。

 最近、ブタが実験動物として注目を集めている。ブタは遺伝学的にヒトに近いわけではない。遺伝学的距離を言うなら実はマウスの方がブタよりヒトに近い。ブタの解剖学上および生理学上の性質がヒトに近い。ブタは反芻動物ではない。ヒトとブタの消化器系は似ている。ブタは私達と同じ物を食べたがり、同じように消化する。同じように運動不足になりがちでアルコールを好む。ともに何でも食べて肥満や糖尿病を患う。ブタの心臓や肝臓も私達に似ている。

 自治医科大学先端医療技術開発センターは、ブタに特化した教育研究施設であることから「ピッグセンター」と言われている。本センターには、ブタ専用の手術室、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」、集中治療ユニット(ICU)、無菌ユニット、細胞調整室、MRI、CT、CアームX線透視装置と一流病院並みの機能を備えている(豚に真珠!)。本センターでは、ブタを利用した卒前・卒後の外科手術・内視鏡トレーニングを実施しているほか、ブタを利用した医療技術開発研究も盛んに行っている。ブタは食べれば旨い。しかし、ブタが食用動物だけでなく実験動物の主役に躍り出る日はそう遠くないであろう。




開始時間; 5時半 
 
会場;Rangos490
 
会場へのアクセス:

車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)

1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangosと書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。
6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。
7. 590 の部屋は490の真上にありますので、490の横にある階段をご利用ください。
*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
443-287-7668 (井上office)
410-419-6500(中村cell)

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