Seminars‎ > ‎

Seminar Archive

Seminar archive

2019/07/17 第68回 "『ダメ。ゼッタイ。』では、ダメ。ゼッタイ。~刑事司法で支援を行うアメリカと刑事罰を諦めたポルトガル~" (丸山泰弘)

2019/05/20 4:30 に Administrator JSSB が投稿   [ 2019/07/12 6:02 に更新しました ]

今回は、UC Berkeleyの丸山泰弘先生に、薬物依存の社会的な側面からのお話しを伺えることになりました。
丸山泰弘先生は刑法が御専門で、薬物政策や福祉政策に関する刑事司法においてご活躍されています。
薬物依存については、脳・神経系を中心に研究されている方も多いと思いますが、こうした科学研究の成果を、
現実の社会問題としての薬物依存と関連付けて考える非常にいい機会になるのではないでしょうか。
普段滅多に聞くことの出来ないアメリカの刑務所に関するお話も聞けると思いますので、皆様ふるってご参加ください。
また、今回、セミナーをいつもの時間とは違う「ランチタイム(12時半からレセプション、13時講演開始)」に開催しますので、ご注意ください。
島津製作所様からの協賛でお昼ご飯も出ます!

「『ダメ。ゼッタイ。』では、ダメ。ゼッタイ。~刑事司法で支援を行うアメリカと刑事罰を諦めたポルトガル~」

丸山泰弘(立正大学、UC Berkeley, CSLS)

【報告要旨】
 日本では依然として、薬物自己使用と所持にかかる罪について本人の「意思」の問題であるとする見方が主流となっている。そのため、捜査機関だけでなく厚生労働省においても「ダメ。ゼッタイ。」運動が展開され、徹底した取締まりによって薬物の根絶を目指す厳罰化政策が採られている。しかし、国際的な動向をみれば、アメリカを中心として行われてきた厳罰化政策である「War on Drugs」の問題が世界中で指摘され、その反省と対応により近年では大きく変化をしている。すでに国連やWHOも自己使用を中心とした薬物依存の対応策を刑事司法で取扱うことに警鐘を鳴らし、脱犯罪化政策を支持している。そういった国際情勢の中で、アメリカは、刑事司法での介入を維持しつつも回復プログラムを提供するドラッグ・コートを中心とした介入を行っている。さらに、ヨーロッパでは、理想として薬物の根絶を目指しても地域に存在し続ける薬物に対し、刑事罰では限界があることを認め、如何にその害悪を減らせるかにシフトチェンジし、非刑罰化・非犯罪化を行いながら教育によって問題使用を減らすことに成功している。そこで、本報告では、日本が採り続けている薬物政策の限界を概観しつつ、いま世界中で行われている薬物政策がどのように進められ、どのような課題を抱えているかについて一緒に考える機会をもちたい。

【プロフィール】
1980年生まれ。龍谷大学大学院博士後期課程修了(博士〔法学〕)。
龍谷大学法学部非常勤講師、愛知大学法学部非常勤講師、龍谷大学矯正・保護総合センター博士研究員などを経て、2011年に立正大学法学部に着任。University of London, Birkbeck, 刑事政策研究所(Institute for Criminal Policy Research)客員研究員(2017年)。University of California, Berkeley, School of Law, (Center for the Study of Law & Society)客員研究員(2018-2020)。
主な研究業績は、単著として丸山泰弘『刑事司法における薬物依存回復プログラムの意義:「回復」をめぐる権利と義務』(日本評論社、2015年)〔守屋研究奨励賞受賞:2016年度〕、編著として丸山泰弘編『刑事司法と福祉を つなぐ』(成文堂、2015年)など。

開始時間; 2019年7月17日(水) 13時
会場;Rangos 490
スポンサー;島津製作所 様

中村秀樹

会場へのアクセス:

車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)

1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangosと書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。
6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。
*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。

当日の連絡先
443-287-7668 (井上 office)
410-419-6500(中村 cell)
443-761-1342(田渕 cell)

2019/03/01 第67回 "“お酒が苦手で甘いものも嫌い”日本人に発症頻度の高い遺伝性疾患 〜シトリン欠損症〜" (大石公彦)

2019/02/23 10:11 に Administrator JSSB が投稿

皆様、来週金曜に開催いたします、第67回JSSBセミナーのお知らせです。今回は、マウントサイナイ病院の大石公彦先生にお話しを伺えることになりました。大石先生は同病院小児科・遺伝科のAssociate Professorとして様々な遺伝性疾患の診療・研究・教育に幅広くご活躍されています。また、先日告知させていただいたJMSA New York Life Science Forum (4月20日土曜日開催)を主宰する米国日本人医師会(JMSA)の理事として、アメリカ在住の日本人医師および研究者間の交流を主導していらっしゃいます。

今回は、シトリン欠損症という遺伝性疾患についてお話を伺います。シトリン欠損症は、原因となる遺伝子が同定されているものの、その症状は非常に複雑で理解・治療が難しいという興味深い疾患です。皆様ふるってご参加ください。

また、セミナー終了後は有志で大石先生との食事会を計画しております。こちらも皆様ご参加ください。


演題: “お酒が苦手で甘いものも嫌い”

日本人に発症頻度の高い遺伝性疾患 〜シトリン欠損症〜

 

 演者:

大石  公彦

Kimihiko Oishi, MD, FAAP, FACMG




Assistant Professor, Attending Physician

Associate Program Director, Medical Genetics Residency/Fellowship Programs

Department of Genetics and Genomic Sciences

Department of Pediatrics

Icahn School of Medicine at Mount Sinai
 

要旨:

シトリン欠損症は、ミトコンドリア内膜のアスパラギン酸-グルタミン酸輸送体タンパクであるシトリンをコードするSLC25A13遺伝子の変異によって起こる常染色体劣性の先天代謝異常症です。シトリン欠損症には、新生児肝内胆汁うっ滞、成人期に精神神経症状を伴う反復性高アンモニア血症を呈する成人発症II型シトルリン血症などの多様な発症病態が存在します。また、見かけ上健康に見える時期であっても、炭水化物を嫌う特異な食癖や非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)などを認める複雑な疾患です。このシトリン欠損症は日本において発症頻度が極めて高く、東アジア特有の疾患と思われていました。しかし、米国でも多くの症例が新生児スクリーニングや次世代シーケンスを使った保因者スクリーニングなどで発見され始めています。最近、私の研究室はこの病態理解が困難なシトリン欠損症に対する新たな治療法の確立を目指した研究を開始しました。今回、米国における先天代謝異常症や遺伝性疾患の臨床現場を紹介しながら、私たちの得たシトリン欠損症に関する知見を紹介いたします。




3月1日金曜日
開始時間; 5時半

会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)


演者略歴:

1994年(平成6年) 東京慈恵会医科大学卒業

1996年 慈恵医大小児科臨床研修修了

1996年 慈恵医大小児科入局

1998年 Research Fellow, Mount Sinai School of Medicine

2005年 Assistant Professor, Pediatrics, Mount Sinai School of Medicine

2009年 Pediatric Resident, Mount Sinai School of Medicine

2012年 Medical Genetics Fellow, Icahn School of Medicine at Mount Sinai

2014年 Assistant Professor and Attending Physician, Pediatrics, Genetics and Genomic Sciences, Icahn School of Medicine at Mount Sinai

2016年東京慈恵会医科大学小児科講師

2016年Associate Program Director, Medical Genetics Residency/Fellowship Programs

 

 

Licensure: 日本医師免許、New York State Medical License

Board certification: 日本小児科学会専門医、日本臨床遺伝専門医、American Board of Pediatrics, American Board of Medical Genetics

 

Japanese Medical Society of America (米国日本人医師会)理事

New York Nogichi Hideyo Memorial Society (ニューヨーク野口英世記念会)理事

Japanese American Association of New York (ニューヨーク日系人会)理事

 

 

マウントサイナイ病院小児科・遺伝科Assistant Professor、小児科臨床遺伝科 レジデンシー/フェローシッププログラム アソシエイトディレクター。東京慈恵会医科大学小児科講師。

東京慈恵会医科大学卒業。慈恵医大病院にて臨床研修修了後、慈恵医大小児科入局。衛藤義勝名誉教授、井田博幸教授に師事する。1998年に渡米しニューヨークマウントサイナイ医科大学小児科のBruce Gelb教授の研究室にて遺伝性疾患、特にThiamine-responsive megaloblastic anemia syndromeとNoonan syndromeの基礎研究に携わる。その後、マウントサイナイ病院小児科レジデンシー、臨床遺伝科フェローシップを修了。2014年より現職。先天代謝異常症をはじめとする遺伝性疾患全般の診療、研究、および教育に従事する。



会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村

2019/02/12 第66回 "研究者としてのindustryでのキャリア形成とボストンエコシステムの紹介" (山本憲幸)

2019/01/28 7:22 に Administrator JSSB が投稿   [ 2019/02/09 8:52 に更新しました ]


第66回JSSBセミナーを2019年2月12日(火) 5時半からAbel Libraryで開催します。
ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

演題:研究者としてのindustryでのキャリア形成とボストンエコシステムの紹介
所属:アステラス製薬・製品戦略部
演者:山本憲幸

要旨
PhD取得→Pharmaでの創薬研究→Boston/Cambridgeのbiotech ventureでの創薬研究→PharmaのR&D戦略立案、という経歴をたどり、その分岐点のたびに色々な気づきを得ることができました。
Basic scienceとDrug discoveryの違い
PharmaとBiotech ventureの創薬研究スタイルの違い
創薬研究する側と、薬のシーズの価値を評価する側の視点の違い
研究者という共通の背景を持ちながら、それをどう生かしながらキャリアを形成していくのか、自分の経験談を交えながらお話しできればと思います。
また、Boston/CambridgeはSan Franciscoとともに業界をリードし、非常に多くの薬を生み出し続けており、basic scienceの進歩を含めた科学のイノベーションを患者さんの価値につなげることに成功しています。プレーヤーとして大きな役割を担うBiotech ventureの中で働いた経験をもとに、ヘルスケアのエコシステムの例を紹介させて頂き、何故成功しているのか、という考察についてお話しさせて頂ければと思います。

略歴
2009年京都大学大学院薬学研究科博士課程を修了後、アステラス製薬に入社。主に中枢神経系の創薬研究を担当。2016年よりBoston/CambridgeのBiotech ventureであるMitobridge Inc.社にて創薬研究に従事したのち、2018年9月より現職のアステラス製薬の製品戦略部にて勤務


開始時間; 2019年2月12日(火) 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)

スポンサー;島津製作所 様
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​

2018/12/07 第65回 "植物の気孔から発生のメカニズムに迫る" (鳥居啓子)

2018/12/07 4:22 に Administrator JSSB が投稿

65JSSBセミナーのご案内です。

ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

 

今回は、ワシントン大学の鳥居啓子先生をお招きして、植物研究から見る発生生物学という視点でお話しを聞かせていただくことになりました。

鳥居先生の研究成果は植物という範疇を超え、生物発生の普遍的な機構に迫るものです。参加者の皆さんにとっても、JSSBの過去の流れの中でも、植物研究の最前線に触れるセミナーは貴重であり、自分の研究との関連について大きな視点で考える素晴らしい機会になると思います。
皆様のご参加をお待ちしております。

 

なお、今回のセミナーは開催時間および会場が普段と違うのでご注意ください!

 

開催日時:127日(金) 午前10時より


*
終了後、11時半より有志で鳥居先生とのランチ(Kabobi)を予定しています。

こちらも皆様ふるってご参加ください。

タイトル:

植物の気孔から発生のメカニズムに迫る

Mechanisms of Development: View from plant stomata

 

演者: 

鳥居 啓子 

 

要旨:

陸上植物の表皮組織に存在する「気孔」は、大気中の炭酸ガスを植物内に取り込み、同時に蒸散を制御する通気口です。気孔の存在は陸上植物の繁栄と生存に必要不可欠なだけではなく、地球レベルの大気環境にも大きな影響を与えています。本講演では、葉の発生過程で気孔がどのように分化し、その数と分布が制御されるのか、 講演者らの研究から明らかになった分子細胞メカニズムを解説します。気孔の発生から見えてきた、幹細胞の維持と制御そして多細胞組織のパターン形成という、動植物を超えた驚くべき普遍性に関して解説します。また、日米をまたいだ研究者としてのキャリア形成に関しても、時間のある限りお話しします。

 

経歴:

米国ワシントン大学教授(Endowed Distinguished Professor)。ハワードヒューズ医学研究所正研究員。名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所客員教授、海外主任研究者。

1987 筑波大学卒業。93年筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。92 日本学術振興会特別研究員(東京大学)、94 同海外特別研究員(米国イェール大学)。 99年ワシントン大学助教授、2005年同大学准教授、2009年同大学教授を経て、2011年より現職。

2008年日本学術振興会賞。2011年、ハワードヒューズ医学研究所とムーア財団の選ぶ「米国の革新的な植物学者15人」の1人に選ばれる。 2011American Association for the Advancement of Sciences (AAAS)フェロー、ワシントン州科学アカデミー会員。 2014年井上学術賞2015年猿橋賞受賞、American Society for Plant Biologist フェロー。 

 

会場:Rangos490

スポンサー: 島津製作所様

 

 

会場へのアクセス:

 

車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr

 

 

1. Preclinical Teaching Building (PCTBN. WolfeMonumentの北東角)に入る。

2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。

3. 行き先は490 Rangosと書いてください。

4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。

5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。

6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。

 

 

Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。

 

当日の連絡先

443-287-7668 (
井上 office)

410-419-6500(中村 cell

443-761-1342(田渕 cell

 HP: http://www.jssbaltimore.com/home

 

2018/11/01 第64回 "iPS/ES細胞技術のアップデート" (小澤弘樹・田中哲也)

2018/10/15 5:39 に Administrator JSSB が投稿   [ 2018/10/15 13:04 に更新しました ]

第64回JSSBセミナーのご案内です。
ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

タイトル:iPS/ES細胞技術のアップデート
所属:Ajinomoto Health & Nutrition North America & Elixirgen Scientific
演者:小澤弘樹・田中哲也

略歴:小澤弘樹(Manager of Regenerative Medicine, Ajinomoto Health & Nutrition North America)
東京大学農学生命科学研究科卒業後、味の素株式会社へ入社。研究員として、代謝性疾患分野における創薬探索研究、ヒト多能性幹細胞用培地StemFit®の開発に従事。2014年より2年間、University College London Cancer Instituteにて多能性幹細胞の代謝と未分化性制御に関する研究にResearch Fellowとして携わる。2016年からは東京工業大学大学院 生命理工学研究科にて多能性幹細胞の分化制御の研究にも取り組んでいる。2018年より拠点をItasca, ILへ移し現所属、米国での事業展開を担当。

略歴:田中哲也
生年月日:1970年(昭和45年)2月3日、京都生まれ
現所属:Director of Molecular Research, Elixirgen Scientific
 
【学歴・職歴】
   平成9年(1997)大阪市立大学大学院理学研究科 理学博士号授与。
   平成10年(1998)National Institute on Aging/NIH, Visiting Fellow 
   平成15年(2003)University of Toronto, Postdoctoral Fellow
   平成18年(2006)University of Illinois at Urbana-Champaign, Assistant Professor
   平成24年(2012)University of Notre Dame, Research Associate Professor
   平成28年(2016)より現職。

【主な所属学会および役職】
日本発生生物学会(正会員)

要旨:
iPS/ES細胞といった多能性幹細胞は、発生分化の機序解明、創薬応用、再生医療の細胞源など、幅広く研究・産業応用に活用されています。本セミナーではiPS/ES細胞技術について最近の知見につき2つのトピックをご紹介させて頂きたいと思います。また最後にお時間許すようであれば、企業における研究者としてのキャリア、メーカーにてモノづくりとビジネスに携わる面白さや遣り甲斐などについて、ご紹介出来ればと考えています。

①iPS/ES細胞の代謝と培養制御、StemFit培地の開発
未分化iPS/ES細胞は、分化細胞とは大きく異なった代謝プログラムを有していることが近年多数報告され、特定の代謝物を介して、これら代謝プログラムが未分化性制御・自己増殖に関与することが明らかとなっている。今回はその中でも特にアミノ酸代謝に焦点を当て、代謝の違いを活用したiPS/ES細胞の培養制御技術についてご紹介を行いたい。合わせてiPS/ES細胞の培養技術の歴史とこれまでの課題、これを克服すべく味の素㈱が京都大学iPS細胞研究所と共に共同開発したStemFit培地の製品データにつきご紹介をさせて頂きたい。

②Elixirgen Scientificの紹介
Elixirgen Scientificは2016年に現慶應義塾大学医学部教授の洪実のNIA(米国国立老化研究所)と慶応での研究成果を元に創設されたベンチャー企業で、ヒトiPS/ES細胞関連技術を活用した製品・サービスの研究開発を進めている。Elixirgen Scientificでは、ヒトiPS/ES細胞を迅速 (<10日) かつ効率よく(~80%<)種々の特殊化した細胞に分化させる研究用試薬キット及びその技術を用いて製造した細胞を販売している。今回Elixirgen Scientificが提供する神経細胞を用いて電気生理学的解析を行なった結果、植え込み後2-3週間で同期した神経細胞の高強度の興奮が測定された。また、他社の類似した神経細胞に比べ、ロット間の差の少ない安定した神経細胞を提供していることが明らかになったので、それを報告する。


日程 11月1日 木曜日
開始時間; 5時半
会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。


当日の連絡先
443-761-1342(田渕cell)



2018/8/30 第63回 "On the mechanism of biomolecular pattern self-organization for spatio-temporal control of cellular processes" (Kiyoshi Mizuuchi)

2018/08/16 10:42 に Administrator JSSB が投稿   [ 2018/09/05 10:15 に更新しました ]

皆様、
ここのところすっかり休眠状態に入ってしまい申し訳ありません。
突然ですが、8月30日木曜日NIH Kiyoshi Mizuuchi 先生をお招きして
第63回JSSB夏のセミナーを開催することになりました。
先生はアメリカが長いので、セミナーもおそらく英語ということになりますが、
バクテリアの細胞分裂装置についてのとても興味深いテーマですので、皆さん
是非ご参加ください。

また、今回はセミナー後に Kippo Ramenで夕食をとりつつ年に一度の懇親会という予定です。
店の予約などの都合がありますので、懇親会に参加される方は今週の金曜8/24までに
以下のメールアドレス(中村)にお名前と所属をご一報ください。


普段話す機会の少ない日本人研究者同士の数少ない交流のチャンスですので、皆さまお誘い合わせの上お越し下さい!!


日時は8月30日曜日です。
普段よりも早めの16:30 からセミナーを開始いたしますので、時間には気をつけて下さい!!
会場は Physiology Building 203号室です。いつもと会場が違うのでこちらもご注意ください。
普段セミナーを開催するAbel Libraryのひとつ下の階になります。このメールの一番下の案内をご参考になさってください。



On the mechanism of biomolecular pattern self-organization for spatio-temporal control of cellular processes

            Kiyoshi Mizuuchi

In biological systems, positional control of many events needs to be coordinated at the scale much larger than the dimension of individual molecules involved. Even when cytoskeleton assembly and disassembly are involved, a variety of upstream control and feedback loops must spatio-temporally coordinate the system. However, these control mechanisms are in many cases not clearly understood. It is becoming increasingly clear that some of the biological spatio-temporal organization systems involve Turing-style reaction-diffusion principles. In bacteria, a family of ATPases are involved in dynamic molecular distribution pattern self-organization reaction systems that control cell division processes. We study the MinC/D/E cell division septum positioning system and plasmid DNA partition mechanism involving ParA/B/C systems by combining cell-free reconstituted reaction systems, kinetic measurements and modeling approaches.


開始時間; 4時半
会場;Physiology Building 203号室
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先はPhysiology Building 203と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで2階へ。
5. 2階で降りて、右手に曲がり、隣のビルに渡る橋の手前をさらに右折してください。
6. ひたすらまっすぐ進んだ、一番奥、突き当りの部屋がPhysiology Building 203号室です。


当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

*セミナー終了後のお写真です!



2018/5/4 第62回 "マイクロチャンバーでつくるとはかる" (田端和仁)

2018/05/01 9:53 に Administrator JSSB が投稿

JSSBの皆様、

 第62回JSSBセミナーは今週金曜日(5月4日)です。東京大学工学部で飛ぶ鳥を落とす勢いの野地研で講師をされている田端さんです。さきがけで一緒になりましたが、とても気さくな方で、研究はかなりぶっとんでいて面白いです。現在、ロックビル周辺のクレイグベンター研究所に留学されています。ぜひ参加ください。セミナー後はいつもどおりKippoに有志で繰り出します。 井上

 日程;5月4日 金曜日



マイクロチャンバーでつくるとはかる

田端和仁

東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻 講師


今回は、数十fL(10-15L)の容器を作成し、その中にバクテリアを再構成する話題と、マイクロチャンバーを使ったインフルエンザウイルスの超高感度検出について話をしたい。In vitro再構成系としてPUREシステムに代表されるように、バクテリアや細胞の様々な機能を再構成することに成功している。しかし、細胞そのものを再構成するには至っていない。これは、細胞が高度に複雑なシステムであるためと考えられる。そこで私は、完全な再構成の前段階として、ばくてりあとその体積とほぼ同じ大きさを持ったマイクロチャンバーを作成し、それらを融合させることができるか検討した。この融合細胞のタンパク質合成能や元のバクテリアへの再生能を調べたので報告したい。
また、このマイクロチャンバーにインフルエンザウイルスを1粒子閉じ込めることで検出できる系を開発した。これにより、ウイルス粒子を直接数え上げることで定量したり、超高感度に検出できることがわかった。また、個々の粒子を観測することにより、ウイルス集団の不均一性なども明らかにすることができた。非常に簡単な計測系であるため、将来的には新しい診断方法としても開発可能であることも示す。

 
開始時間; 5時半
​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。


当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

2018/3/7 第61回 "都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)" (樋口 泰介/岡島喜久子)

2018/03/07 10:03 に Administrator JSSB が投稿

第61回JSSBセミナーのご案内です。
今回はふだんと趣向を少し変えて、神奈川県庁より日本貿易振興機構メリーランド事務所
に出向されている樋口泰介様と、メリルリンチのファイナンシャルアドバイザーとして
ご活躍の岡島喜久子様にお話を伺えることになりました。お二人ともメリーランド州と
神奈川県の姉妹州交流関係に携わっておられるので、このテーマを中心にお話いただきます。
そのほかにも樋口様には神奈川県のライフイノベーションセンター、岡島様にはアメリカ
における資産運用についての基礎知識などについて、普段きく機会のあまりないテーマの
お話を伺えると思いますので、ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

日程;3月7日 水曜日

第一部
都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)

 樋口 泰介
 Taisuke Higuchi
出身 1976年 神奈川県相模原市生まれ

経歴

青山学院大学法学部卒業後、1999年に神奈川県庁入庁
教育委員会事務局、神奈川県立がんセンター、日産自動車への出向、
環境推進・農林水産業振興、外国人観光客誘致、外国企業誘致、中小企業海外展開支援等を担当する。
2016年4月に日本貿易振興機構(JETRO)に出向し、メリーランド事務所に赴任。米国企業の神奈川県への誘致、神奈川県内企業の米国事業展開等を担当。

趣味 野球(日本では少年野球の監督を務めた)

要旨 

・  国家戦略特区を活用したライフサイエンス産業集積のための取組
ー 再生医療の産業化拠点・ライフサイエンスセンター(川崎市)やメリーランド州政府等海外機関との連携、企業誘致施策など
・  2020東京オリンピック・パラリンピックを捉えた米国からの観光客誘致の取組
― 米国人に人気のある神奈川県観光スポット
・  トランプ政権後の米国日系企業の動向
ー JETROが実施した米国日系企業動向調査の結果から浮かび上がる動き

第二部
都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)
岡島喜久子
Kikko Okajima Murray

東京都中央区出身。 早稲田大学在学中に国際部交換留学生としてOhio Wesleyan Universityに留学。早稲田大学商学部卒業後、ケミカルバンク(現JPモルガンチェース銀行)東京支店入行。ニューヨーク本店で1年間の研修後、審査部クレジットアナリストとして勤務。 その後、国際証券外国法人部で、日本株のセールストレーダーとして勤務。 国際証券シンガポール子会社に転勤。 

1991年から夫の出身地であるボルチモアに在住。 アメリカでは商業銀行勤務を経て、2004年よりメリルリンチでファイナンシャルアドバイザーとして勤務。CFP(ファイナンシャルプランナー)、CRPC(チャータード リタイアメントプラン カウンセラー)、CDFA(サーティファイド ディボース ファイナンシャルアナリスト)の資格を持つ。

元 Member of the Board - Johns Hopkins Women’s Board
元 Member of the Board - Calvert School
現 Chair – Maryland Kanagawa Sister State Program


**********

 

1.       メリーランド神奈川姉妹州委員会について

a.       過去の活動
      i.      姉妹高校
     ii.      ラクロス交流
    iii.      再生可能エネルギー 
    iv.      ジョンズホプキンス大学
     v.      メリーランド大学

b.      今年のプラン
    i.      3月16日、17日 神奈川教育員会 高校生ホームステイ
     ii.      6月 MedLogix 社 神奈川訪問
    iii.      6月 メリーランド大学学生 神奈川県私学協会 インターンシップ
 

2.       アメリカにおける資産運用の基礎
    a.       403b
    b.      引退用の個人口座
    c.       株式、債券
    d.      投資信託 インデックスファンド
    e.      アセットアロケーションとは
    f.        アメリカ株式市場の見通し
開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)


 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​​

2018/1/17 第60回 "シグマ-1 受容体を介した細胞外ベシクル遊離調節メカニズム​" (中村庸輝)

2018/01/18 4:12 に Administrator JSSB が投稿

今回はNIDAに所属され、近日日本へ帰国される中村庸輝先生にお話しを伺います。
古くから知られているわりに謎の多いシグマ-1受容体と、最近にわかに盛り上がっている
細胞外ベシクルという、二つのトピックスが繋がる最新の研究結果についてお話
いただくことになりました。皆さま是非お誘い合わせの上ご参加ください。


シグマ-1 受容体を介した細胞外ベシクル遊離調節メカニズム​

        ​中村 庸輝
        Yoki Nakamura
Visiting Fellow
Cellular Pathobiology Section
Integrative Neuroscience Research Branch
National Institute on Drug Abuse IRP

 
要旨: 今からおよそ 40 年前に存在が確認されたシグマ-1 受容体 (Sig1R) は、これまでに神経変性疾患、精神疾患、慢性疼痛、薬物依存など様々な病態に関与すると報告されてきましたが、その詳細な作用メカニズムには不明な点が多く残ったままでした。近年、我々のラボは Sig1R が主にミトコンドリアと隣接した小胞体膜上に存在するシャペンロン蛋白質であることを同定し (Hayashi T and Su TP, Cell, 2007)、活性化時に細胞膜や核膜へ移行することで、様々な蛋白質の機能制御を介して効果を発揮していることを見出しました (Su TP et al., Trends in pharmacological sciences, 2016)。さらに、私は Sig1R が低分子 G タンパク質の一種である ARF6 を介して、細胞外ベシクルの遊離を調節している可能性を明らかにしました (投稿準備中)。そこで、今回はこれまでに報告されている Sig1R のユニークな作用発現メカニズムと、最近の我々の研究結果である細胞外ベシクル遊離調節メカニズムを紹介したいと思います。​
開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
スポンサー;島津様
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

2018/1/11 第59回 "ショウジョウバエの嗅覚情報処理における神経修飾の性差" (鈴木力憲)

2018/01/09 10:27 に Administrator JSSB が投稿

みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

直前でのお知らせで申し訳ありませんが、第59回JSSBセミナーを1/11(木)に開催いたします。
今回はメリーランド大学の鈴木力憲先生に、嗅覚情報処理におけるセロトニン神経修飾の性差について発表して頂きます。セロトニンは睡眠・覚醒の制御や体温調節を始め、うつ病の発祥メカニズムなどにもかかわると考えられており、ヒトの脳内でも極めて重要な役割を果たします。さらに、ヒトにおいても男女で産生量に大きな違いがあるなど、その役割に性差があることを強く示唆する事実が知られています。
皆様ぜひご参加ください。

*今回の会場はRangos 490です。いつもの会場、Abel Libraryの入り口からみて正面の橋を渡って、左手の部屋となります。ご注意ください。



Suzuki Yoshinori

鈴木力憲

略歴:2015年東京工業大学大学院博士課程修了(理学)。2016年よりUniversity of Maryland, Gaudry Labにて博士研究員としてショウジョウバエ嗅覚系におけるセロトニン神経修飾の役割を明らかにすべく研究を行なっている。2018年から日本学術振興会特別研究員(PD)として早稲田大学 木賀研究室に異動予定。


発表タイトル:ショウジョウバエの嗅覚情報処理における神経修飾の性差

動物の嗅覚系では神経修飾物質であるセロトニンによって匂い情報の伝達が調節されていることが知られています。これは昆虫の嗅覚系も例外ではなく、カイコガやショウジョウバエなどにおいて、セロトニンが匂いに対する神経応答を調節することが知られています。最近、我々の研究室では、このセロトニンによる神経修飾に性差があることを発見しました。具体的には、ショウジョウバエの雄フェロモンであるcVAに対する神経反応について、セロトニンによる神経修飾がオスとメスで異なっていることがわかりました。cVAは両性において性行動に関係し、例えばオスにおいて性行動を抑制し、メスでは逆に性行動を促進させます。従って、この神経修飾の性差は匂い情報処理だけでなく性行動の制御にも影響している可能性があり、感覚情報処理・行動制御に対する神経修飾物質の働きを明らかにする上でとても興味深いモデルとなります。本発表では、セロトニン修飾の神経機構を概観し、その性差のメカニズムについてお話しします。



開始時間; 5時半

会場;Rangos 490

スポンサー;島津さま

会場へのアクセス:
 
車の方N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 

1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangosと書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。
6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。

 
Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。



当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home

1-10 of 68