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2018/12/07 第65回 "植物の気孔から発生のメカニズムに迫る" (鳥居啓子)

2018/12/07 4:22 に Administrator JSSB が投稿

65JSSBセミナーのご案内です。

ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

 

今回は、ワシントン大学の鳥居啓子先生をお招きして、植物研究から見る発生生物学という視点でお話しを聞かせていただくことになりました。

鳥居先生の研究成果は植物という範疇を超え、生物発生の普遍的な機構に迫るものです。参加者の皆さんにとっても、JSSBの過去の流れの中でも、植物研究の最前線に触れるセミナーは貴重であり、自分の研究との関連について大きな視点で考える素晴らしい機会になると思います。
皆様のご参加をお待ちしております。

 

なお、今回のセミナーは開催時間および会場が普段と違うのでご注意ください!

 

開催日時:127日(金) 午前10時より


*
終了後、11時半より有志で鳥居先生とのランチ(Kabobi)を予定しています。

こちらも皆様ふるってご参加ください。

タイトル:

植物の気孔から発生のメカニズムに迫る

Mechanisms of Development: View from plant stomata

 

演者: 

鳥居 啓子 

 

要旨:

陸上植物の表皮組織に存在する「気孔」は、大気中の炭酸ガスを植物内に取り込み、同時に蒸散を制御する通気口です。気孔の存在は陸上植物の繁栄と生存に必要不可欠なだけではなく、地球レベルの大気環境にも大きな影響を与えています。本講演では、葉の発生過程で気孔がどのように分化し、その数と分布が制御されるのか、 講演者らの研究から明らかになった分子細胞メカニズムを解説します。気孔の発生から見えてきた、幹細胞の維持と制御そして多細胞組織のパターン形成という、動植物を超えた驚くべき普遍性に関して解説します。また、日米をまたいだ研究者としてのキャリア形成に関しても、時間のある限りお話しします。

 

経歴:

米国ワシントン大学教授(Endowed Distinguished Professor)。ハワードヒューズ医学研究所正研究員。名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所客員教授、海外主任研究者。

1987 筑波大学卒業。93年筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。92 日本学術振興会特別研究員(東京大学)、94 同海外特別研究員(米国イェール大学)。 99年ワシントン大学助教授、2005年同大学准教授、2009年同大学教授を経て、2011年より現職。

2008年日本学術振興会賞。2011年、ハワードヒューズ医学研究所とムーア財団の選ぶ「米国の革新的な植物学者15人」の1人に選ばれる。 2011American Association for the Advancement of Sciences (AAAS)フェロー、ワシントン州科学アカデミー会員。 2014年井上学術賞2015年猿橋賞受賞、American Society for Plant Biologist フェロー。 

 

会場:Rangos490

スポンサー: 島津製作所様

 

 

会場へのアクセス:

 

車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr

 

 

1. Preclinical Teaching Building (PCTBN. WolfeMonumentの北東角)に入る。

2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。

3. 行き先は490 Rangosと書いてください。

4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。

5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。

6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。

 

 

Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。

 

当日の連絡先

443-287-7668 (
井上 office)

410-419-6500(中村 cell

443-761-1342(田渕 cell

 HP: http://www.jssbaltimore.com/home

 

2018/11/01 第64回 "iPS/ES細胞技術のアップデート" (小澤弘樹・田中哲也)

2018/10/15 5:39 に Administrator JSSB が投稿   [ 2018/10/15 13:04 に更新しました ]

第64回JSSBセミナーのご案内です。
ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

タイトル:iPS/ES細胞技術のアップデート
所属:Ajinomoto Health & Nutrition North America & Elixirgen Scientific
演者:小澤弘樹・田中哲也

略歴:小澤弘樹(Manager of Regenerative Medicine, Ajinomoto Health & Nutrition North America)
東京大学農学生命科学研究科卒業後、味の素株式会社へ入社。研究員として、代謝性疾患分野における創薬探索研究、ヒト多能性幹細胞用培地StemFit®の開発に従事。2014年より2年間、University College London Cancer Instituteにて多能性幹細胞の代謝と未分化性制御に関する研究にResearch Fellowとして携わる。2016年からは東京工業大学大学院 生命理工学研究科にて多能性幹細胞の分化制御の研究にも取り組んでいる。2018年より拠点をItasca, ILへ移し現所属、米国での事業展開を担当。

略歴:田中哲也
生年月日:1970年(昭和45年)2月3日、京都生まれ
現所属:Director of Molecular Research, Elixirgen Scientific
 
【学歴・職歴】
   平成9年(1997)大阪市立大学大学院理学研究科 理学博士号授与。
   平成10年(1998)National Institute on Aging/NIH, Visiting Fellow 
   平成15年(2003)University of Toronto, Postdoctoral Fellow
   平成18年(2006)University of Illinois at Urbana-Champaign, Assistant Professor
   平成24年(2012)University of Notre Dame, Research Associate Professor
   平成28年(2016)より現職。

【主な所属学会および役職】
日本発生生物学会(正会員)

要旨:
iPS/ES細胞といった多能性幹細胞は、発生分化の機序解明、創薬応用、再生医療の細胞源など、幅広く研究・産業応用に活用されています。本セミナーではiPS/ES細胞技術について最近の知見につき2つのトピックをご紹介させて頂きたいと思います。また最後にお時間許すようであれば、企業における研究者としてのキャリア、メーカーにてモノづくりとビジネスに携わる面白さや遣り甲斐などについて、ご紹介出来ればと考えています。

①iPS/ES細胞の代謝と培養制御、StemFit培地の開発
未分化iPS/ES細胞は、分化細胞とは大きく異なった代謝プログラムを有していることが近年多数報告され、特定の代謝物を介して、これら代謝プログラムが未分化性制御・自己増殖に関与することが明らかとなっている。今回はその中でも特にアミノ酸代謝に焦点を当て、代謝の違いを活用したiPS/ES細胞の培養制御技術についてご紹介を行いたい。合わせてiPS/ES細胞の培養技術の歴史とこれまでの課題、これを克服すべく味の素㈱が京都大学iPS細胞研究所と共に共同開発したStemFit培地の製品データにつきご紹介をさせて頂きたい。

②Elixirgen Scientificの紹介
Elixirgen Scientificは2016年に現慶應義塾大学医学部教授の洪実のNIA(米国国立老化研究所)と慶応での研究成果を元に創設されたベンチャー企業で、ヒトiPS/ES細胞関連技術を活用した製品・サービスの研究開発を進めている。Elixirgen Scientificでは、ヒトiPS/ES細胞を迅速 (<10日) かつ効率よく(~80%<)種々の特殊化した細胞に分化させる研究用試薬キット及びその技術を用いて製造した細胞を販売している。今回Elixirgen Scientificが提供する神経細胞を用いて電気生理学的解析を行なった結果、植え込み後2-3週間で同期した神経細胞の高強度の興奮が測定された。また、他社の類似した神経細胞に比べ、ロット間の差の少ない安定した神経細胞を提供していることが明らかになったので、それを報告する。


日程 11月1日 木曜日
開始時間; 5時半
会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。


当日の連絡先
443-761-1342(田渕cell)



2018/8/30 第63回 "On the mechanism of biomolecular pattern self-organization for spatio-temporal control of cellular processes" (Kiyoshi Mizuuchi)

2018/08/16 10:42 に Administrator JSSB が投稿   [ 2018/09/05 10:15 に更新しました ]

皆様、
ここのところすっかり休眠状態に入ってしまい申し訳ありません。
突然ですが、8月30日木曜日NIH Kiyoshi Mizuuchi 先生をお招きして
第63回JSSB夏のセミナーを開催することになりました。
先生はアメリカが長いので、セミナーもおそらく英語ということになりますが、
バクテリアの細胞分裂装置についてのとても興味深いテーマですので、皆さん
是非ご参加ください。

また、今回はセミナー後に Kippo Ramenで夕食をとりつつ年に一度の懇親会という予定です。
店の予約などの都合がありますので、懇親会に参加される方は今週の金曜8/24までに
以下のメールアドレス(中村)にお名前と所属をご一報ください。


普段話す機会の少ない日本人研究者同士の数少ない交流のチャンスですので、皆さまお誘い合わせの上お越し下さい!!


日時は8月30日曜日です。
普段よりも早めの16:30 からセミナーを開始いたしますので、時間には気をつけて下さい!!
会場は Physiology Building 203号室です。いつもと会場が違うのでこちらもご注意ください。
普段セミナーを開催するAbel Libraryのひとつ下の階になります。このメールの一番下の案内をご参考になさってください。



On the mechanism of biomolecular pattern self-organization for spatio-temporal control of cellular processes

            Kiyoshi Mizuuchi

In biological systems, positional control of many events needs to be coordinated at the scale much larger than the dimension of individual molecules involved. Even when cytoskeleton assembly and disassembly are involved, a variety of upstream control and feedback loops must spatio-temporally coordinate the system. However, these control mechanisms are in many cases not clearly understood. It is becoming increasingly clear that some of the biological spatio-temporal organization systems involve Turing-style reaction-diffusion principles. In bacteria, a family of ATPases are involved in dynamic molecular distribution pattern self-organization reaction systems that control cell division processes. We study the MinC/D/E cell division septum positioning system and plasmid DNA partition mechanism involving ParA/B/C systems by combining cell-free reconstituted reaction systems, kinetic measurements and modeling approaches.


開始時間; 4時半
会場;Physiology Building 203号室
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先はPhysiology Building 203と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで2階へ。
5. 2階で降りて、右手に曲がり、隣のビルに渡る橋の手前をさらに右折してください。
6. ひたすらまっすぐ進んだ、一番奥、突き当りの部屋がPhysiology Building 203号室です。


当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

*セミナー終了後のお写真です!



2018/5/4 第62回 "マイクロチャンバーでつくるとはかる" (田端和仁)

2018/05/01 9:53 に Administrator JSSB が投稿

JSSBの皆様、

 第62回JSSBセミナーは今週金曜日(5月4日)です。東京大学工学部で飛ぶ鳥を落とす勢いの野地研で講師をされている田端さんです。さきがけで一緒になりましたが、とても気さくな方で、研究はかなりぶっとんでいて面白いです。現在、ロックビル周辺のクレイグベンター研究所に留学されています。ぜひ参加ください。セミナー後はいつもどおりKippoに有志で繰り出します。 井上

 日程;5月4日 金曜日



マイクロチャンバーでつくるとはかる

田端和仁

東京大学大学院工学系研究科応用化学専攻 講師


今回は、数十fL(10-15L)の容器を作成し、その中にバクテリアを再構成する話題と、マイクロチャンバーを使ったインフルエンザウイルスの超高感度検出について話をしたい。In vitro再構成系としてPUREシステムに代表されるように、バクテリアや細胞の様々な機能を再構成することに成功している。しかし、細胞そのものを再構成するには至っていない。これは、細胞が高度に複雑なシステムであるためと考えられる。そこで私は、完全な再構成の前段階として、ばくてりあとその体積とほぼ同じ大きさを持ったマイクロチャンバーを作成し、それらを融合させることができるか検討した。この融合細胞のタンパク質合成能や元のバクテリアへの再生能を調べたので報告したい。
また、このマイクロチャンバーにインフルエンザウイルスを1粒子閉じ込めることで検出できる系を開発した。これにより、ウイルス粒子を直接数え上げることで定量したり、超高感度に検出できることがわかった。また、個々の粒子を観測することにより、ウイルス集団の不均一性なども明らかにすることができた。非常に簡単な計測系であるため、将来的には新しい診断方法としても開発可能であることも示す。

 
開始時間; 5時半
​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
会場へのアクセス:
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。


当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

2018/3/7 第61回 "都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)" (樋口 泰介/岡島喜久子)

2018/03/07 10:03 に Administrator JSSB が投稿

第61回JSSBセミナーのご案内です。
今回はふだんと趣向を少し変えて、神奈川県庁より日本貿易振興機構メリーランド事務所
に出向されている樋口泰介様と、メリルリンチのファイナンシャルアドバイザーとして
ご活躍の岡島喜久子様にお話を伺えることになりました。お二人ともメリーランド州と
神奈川県の姉妹州交流関係に携わっておられるので、このテーマを中心にお話いただきます。
そのほかにも樋口様には神奈川県のライフイノベーションセンター、岡島様にはアメリカ
における資産運用についての基礎知識などについて、普段きく機会のあまりないテーマの
お話を伺えると思いますので、ぜひとも皆様お誘い合わせの上ご参加ください!

日程;3月7日 水曜日

第一部
都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)

 樋口 泰介
 Taisuke Higuchi
出身 1976年 神奈川県相模原市生まれ

経歴

青山学院大学法学部卒業後、1999年に神奈川県庁入庁
教育委員会事務局、神奈川県立がんセンター、日産自動車への出向、
環境推進・農林水産業振興、外国人観光客誘致、外国企業誘致、中小企業海外展開支援等を担当する。
2016年4月に日本貿易振興機構(JETRO)に出向し、メリーランド事務所に赴任。米国企業の神奈川県への誘致、神奈川県内企業の米国事業展開等を担当。

趣味 野球(日本では少年野球の監督を務めた)

要旨 

・  国家戦略特区を活用したライフサイエンス産業集積のための取組
ー 再生医療の産業化拠点・ライフサイエンスセンター(川崎市)やメリーランド州政府等海外機関との連携、企業誘致施策など
・  2020東京オリンピック・パラリンピックを捉えた米国からの観光客誘致の取組
― 米国人に人気のある神奈川県観光スポット
・  トランプ政権後の米国日系企業の動向
ー JETROが実施した米国日系企業動向調査の結果から浮かび上がる動き

第二部
都市間競争を勝ち抜くための取組(神奈川県)
岡島喜久子
Kikko Okajima Murray

東京都中央区出身。 早稲田大学在学中に国際部交換留学生としてOhio Wesleyan Universityに留学。早稲田大学商学部卒業後、ケミカルバンク(現JPモルガンチェース銀行)東京支店入行。ニューヨーク本店で1年間の研修後、審査部クレジットアナリストとして勤務。 その後、国際証券外国法人部で、日本株のセールストレーダーとして勤務。 国際証券シンガポール子会社に転勤。 

1991年から夫の出身地であるボルチモアに在住。 アメリカでは商業銀行勤務を経て、2004年よりメリルリンチでファイナンシャルアドバイザーとして勤務。CFP(ファイナンシャルプランナー)、CRPC(チャータード リタイアメントプラン カウンセラー)、CDFA(サーティファイド ディボース ファイナンシャルアナリスト)の資格を持つ。

元 Member of the Board - Johns Hopkins Women’s Board
元 Member of the Board - Calvert School
現 Chair – Maryland Kanagawa Sister State Program


**********

 

1.       メリーランド神奈川姉妹州委員会について

a.       過去の活動
      i.      姉妹高校
     ii.      ラクロス交流
    iii.      再生可能エネルギー 
    iv.      ジョンズホプキンス大学
     v.      メリーランド大学

b.      今年のプラン
    i.      3月16日、17日 神奈川教育員会 高校生ホームステイ
     ii.      6月 MedLogix 社 神奈川訪問
    iii.      6月 メリーランド大学学生 神奈川県私学協会 インターンシップ
 

2.       アメリカにおける資産運用の基礎
    a.       403b
    b.      引退用の個人口座
    c.       株式、債券
    d.      投資信託 インデックスファンド
    e.      アセットアロケーションとは
    f.        アメリカ株式市場の見通し
開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)


 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​​

2018/1/17 第60回 "シグマ-1 受容体を介した細胞外ベシクル遊離調節メカニズム​" (中村庸輝)

2018/01/18 4:12 に Administrator JSSB が投稿

今回はNIDAに所属され、近日日本へ帰国される中村庸輝先生にお話しを伺います。
古くから知られているわりに謎の多いシグマ-1受容体と、最近にわかに盛り上がっている
細胞外ベシクルという、二つのトピックスが繋がる最新の研究結果についてお話
いただくことになりました。皆さま是非お誘い合わせの上ご参加ください。


シグマ-1 受容体を介した細胞外ベシクル遊離調節メカニズム​

        ​中村 庸輝
        Yoki Nakamura
Visiting Fellow
Cellular Pathobiology Section
Integrative Neuroscience Research Branch
National Institute on Drug Abuse IRP

 
要旨: 今からおよそ 40 年前に存在が確認されたシグマ-1 受容体 (Sig1R) は、これまでに神経変性疾患、精神疾患、慢性疼痛、薬物依存など様々な病態に関与すると報告されてきましたが、その詳細な作用メカニズムには不明な点が多く残ったままでした。近年、我々のラボは Sig1R が主にミトコンドリアと隣接した小胞体膜上に存在するシャペンロン蛋白質であることを同定し (Hayashi T and Su TP, Cell, 2007)、活性化時に細胞膜や核膜へ移行することで、様々な蛋白質の機能制御を介して効果を発揮していることを見出しました (Su TP et al., Trends in pharmacological sciences, 2016)。さらに、私は Sig1R が低分子 G タンパク質の一種である ARF6 を介して、細胞外ベシクルの遊離を調節している可能性を明らかにしました (投稿準備中)。そこで、今回はこれまでに報告されている Sig1R のユニークな作用発現メカニズムと、最近の我々の研究結果である細胞外ベシクル遊離調節メカニズムを紹介したいと思います。​
開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)
スポンサー;島津様
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)

2018/1/11 第59回 "ショウジョウバエの嗅覚情報処理における神経修飾の性差" (鈴木力憲)

2018/01/09 10:27 に Administrator JSSB が投稿

みなさま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

直前でのお知らせで申し訳ありませんが、第59回JSSBセミナーを1/11(木)に開催いたします。
今回はメリーランド大学の鈴木力憲先生に、嗅覚情報処理におけるセロトニン神経修飾の性差について発表して頂きます。セロトニンは睡眠・覚醒の制御や体温調節を始め、うつ病の発祥メカニズムなどにもかかわると考えられており、ヒトの脳内でも極めて重要な役割を果たします。さらに、ヒトにおいても男女で産生量に大きな違いがあるなど、その役割に性差があることを強く示唆する事実が知られています。
皆様ぜひご参加ください。

*今回の会場はRangos 490です。いつもの会場、Abel Libraryの入り口からみて正面の橋を渡って、左手の部屋となります。ご注意ください。



Suzuki Yoshinori

鈴木力憲

略歴:2015年東京工業大学大学院博士課程修了(理学)。2016年よりUniversity of Maryland, Gaudry Labにて博士研究員としてショウジョウバエ嗅覚系におけるセロトニン神経修飾の役割を明らかにすべく研究を行なっている。2018年から日本学術振興会特別研究員(PD)として早稲田大学 木賀研究室に異動予定。


発表タイトル:ショウジョウバエの嗅覚情報処理における神経修飾の性差

動物の嗅覚系では神経修飾物質であるセロトニンによって匂い情報の伝達が調節されていることが知られています。これは昆虫の嗅覚系も例外ではなく、カイコガやショウジョウバエなどにおいて、セロトニンが匂いに対する神経応答を調節することが知られています。最近、我々の研究室では、このセロトニンによる神経修飾に性差があることを発見しました。具体的には、ショウジョウバエの雄フェロモンであるcVAに対する神経反応について、セロトニンによる神経修飾がオスとメスで異なっていることがわかりました。cVAは両性において性行動に関係し、例えばオスにおいて性行動を抑制し、メスでは逆に性行動を促進させます。従って、この神経修飾の性差は匂い情報処理だけでなく性行動の制御にも影響している可能性があり、感覚情報処理・行動制御に対する神経修飾物質の働きを明らかにする上でとても興味深いモデルとなります。本発表では、セロトニン修飾の神経機構を概観し、その性差のメカニズムについてお話しします。



開始時間; 5時半

会場;Rangos 490

スポンサー;島津さま

会場へのアクセス:
 
車の方N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 

1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangosと書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 右(北方向)へ向かい、Rangos Research Buildingにつながる橋を渡る。
6. 490の部屋は橋を渡ってすぐ左にあります。

 
Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。



当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home

2017/12/12 第58回 "2つの異なる新奇性によるドーパミン依存的記憶の亢進" (竹内倫徳)

2017/11/16 12:56 に Administrator JSSB が投稿   [ 2017/11/16 13:04 に更新しました ]

第58回JSSBセミナーを12/12(火)に開催いたします。
今回はエジンバラ大学Richard Morrisラボに所属されており2018年2月よりデンマークAarhus大学・DANDRITE研究所で独立ラボを持たれる竹内倫徳先生に御講演いただきます。
皆様ぜひご参加ください。


2つの異なる新奇性によるドーパミン依存的記憶の亢進

竹内倫徳
博士後研究員
エジンバラ大学認知神経システムセンター

海馬に形成された、ささいな日常の記憶の多くは1日で忘れられますが、直前や直後に新奇な体験をともなうと忘れにくくなることが知られています。最近の私達の研究により、新奇な環境体験により活性化する青斑核から海馬へのドーパミンの供給が、通常忘れ去られる日常の記憶を長期記憶へと変換させるゲートとして働いている可能性をあきらかにしました(Takeuchi et al., Nature, 2016)。また、腹側被蓋野から海馬へのドーパミンの供給は、報酬に関連した新奇性により活性化し、記憶の保持を修飾している可能性が示唆されました(Yamasaki and Takeuchi, Neural Plasticity, 2017)。


開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)

スポンサー;現在調整中
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​


 

2017/11/13 第57回 "臨床医が帰国後に研究を続けるためにとった術/リン酸化プロテオミクスを駆使した神経再生マーカーの探索" (棗田学/岡田正康)

2017/10/28 11:40 に Administrator JSSB が投稿

第57回JSSBセミナーを11/13(月)に開催いたします。
今回は新潟大学に所属されています棗田学/岡田正康 両先生に御講演いただきます。
皆様ぜひご参加ください。

題名:「臨床医が帰国後に研究を続けるためにとった術」
棗田学
新潟大学 脳研究所 脳神経外科 助教

要旨
2016年2月、Johns Hopkins大学への留学を終え、帰国する際に“臨床医が留学中に生き残るためにとった術”という題名で発表させて頂きました。この度、1年半ぶりにボルチモアを訪れる機会があり、第2弾として、帰国後に研究費、研究材料、マンパワー を確保するためにどのような戦略をとったかをお話しします。これから帰国を控えている臨床医、また基礎研究者にも、少しでも参考となれば幸いです。皆様にまたお会いできますことを楽しみにしています。



題名:“リン酸化プロテオミクスを駆使した神経再生マーカーの探索” 
岡田正康
新潟大学医歯学総合病院 脳神経外科 特任助教

要旨
末梢神経は再生するとされるが,実臨床で末梢神経障害後に回復する症例は多くなく,末梢神経損傷後の神経再生治療の確立は重要な課題である。新規治療法の開発には動物実験が基本となり,神経軸索の再生は筋電図や行動評価,感覚評価など間接的に評価されてきた。この理由は軸索再生を組織学的に直接評価する方法が十分でないことに起因する。神経再生マーカー分子に求められる特性として(1)非損傷時の神経細胞では発現が非常に低いこと,(2)伸長・再生時にのみ発現上昇すること,(3)抗体染色で定量性を持つこと,が想定されるが,実はこうした特性をもつ抗体は少ない。今回のセミナーでは,我々が行ったげっ歯類のin vivoのサンプルからリン酸化プロテオミクス解析による研究で発見した神経再生マーカーについて紹介したいと思います。


開始時間; 5時半(棗田先生セミナー)、6時(岡田先生セミナー)

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)

スポンサー;島津様
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​

2017/09/27 第56回 "Stimuli responsive self-folding soft robots" (小林 邦彦)

2017/09/26 2:13 に Administrator JSSB が投稿   [ 2017/09/26 2:13 に更新しました ]

第56回JSSBセミナーを9/27(水)に開催いたします。
今回はジョンズホプキンス大学のDavid H. Gracias Labに所属されています
小林邦彦先生をお招きして、工学分野の最先端のお話を伺えることになりました。
近年の工学分野で大きな注目を浴びているソフトロボティクス​の開発、さらにその生物・医学応用
の可能性に触れられるよい機会になると思いますので、皆様ぜひご参加ください。


“Stimuli responsive self-folding soft robots”

小林 邦彦
 
​Visiting Scholar 
Johns Hopkins University
Dept. of Chemical and Biomolecular engineering, Gracias lab.

JSR株式会社
 

​[概要]
近年,新しいロボットとして,ソフトロボットが注目を浴びている。ソフトロボットは,従来の金属でできたロボットと異なり,ポリマー等の柔らかい素材で構成されたボディを有し,素材自体が変形して動作するため動きが滑らかであり,動作に複雑な制御プログラムが不要であることから,従来のロボットでは不可能であった分野での応用が検討されている。しかしながら,ソフトロボットの動作には電気等の動力と,それを連続的に供給するためのバッテリー等といった動力源が必要となる。このためソフトロボットの大型化やコードなどによる動作や動作場所の限定につながり,特に体内の様な入り組んだ狭いスペースで自由に動作するロボット開発時の課題となっている。私の留学先であるGracias labは刺激応答性ポリマーを用いたself-foldingを利用して,動力源が不要,かつコード等により動作,動作場所が限定されない小型のソフトロボットの開発,並びにそのメディカルデバイスとしての応用を検討している。刺激応答性ポリマーを用いたself-foldingとは,刺激応答性ポリマーからなるActive layerと刺激に非応答性のPassive layerからなる2層構造が,pH, 温度等の外部刺激に応答してActive layerの体積変化が起こる際に,2層間に生じる歪みを利用して折れ曲がる現象である。したがって,刺激応答性ポリマーを用いたself-foldingをソフトロボットの駆動部に利用することで,ソフトロボットは外部刺激に応答して動作し,動力,並びに動力源が不要となる。よって,小型かつ動作や動作場所の制限の無いソフトロボットを設計することができる。私はポリマーの設計を通してこのソフトロボットの高機能化について検討している。本発表では,私がJHUで担当した1)Multi-temperature responsive self-folding soft biomimetic structures と2)Fully degradable soft gripping devices について紹介する。
 
開始時間; 5時半

​会場;Abel Library (Woods Basic Science Building 303)

スポンサー;島津様
 
会場へのアクセス:
 
車の方→N. Wolfe stに路駐可(~$0.5/hr)
 
 
1. Preclinical Teaching Building (PCTB、N. WolfeとMonumentの北東角)に入る。
2. フロントでIDをみせてサインアップし、リストバンドもらう。
3. 行き先は490 Rangos と書いてください。
4. Green Cafeを通り過ぎた奥のエレベータで3階へ。
5. 3階で降りて、すぐ左手の部屋が Abel Libraryです。

*Rangosビル入り口はエレベーター起動に専用バッヂが必要です。
 
当日の連絡先
410-419-6500(中村cell)
 HP: http://www.jssbaltimore.com/home
 
中村​

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